複合表使用時に表連携の値が出力されない
公開日:2025/12/15
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2つの表オブジェクトを使用した複合表の帳票を作成しています。
帳票は表オブジェクトだけでなく、表連携を設定しているテキスト変数オブジェクトもあります。
2つ目の表オブジェクトが複数ページにわたる場合、1つ目の表オブジェクトが存在しないページでは、表連携で「全ページ表示」に設定している項目が出力されません。
この現象に対応する方法はありますか?

複合表の表連携を使用する場合、以下の制限があります。
・表連携が使用できるのは、フォーム内で最も上に配置された表オブジェクトのみです。
例えば、フォームに以下の表オブジェクトがある場合
1.表オブジェクト1
2.表オブジェクト2
この場合、表連携が可能なのは「表オブジェクト1」です。
そのため、出力ページに表オブジェクト1が存在しない場合は、表連携項目は表示されません。
この制限を回避する方法として、ヘッダーマッピングを利用する方法があります。
手順の概要は以下の通りです。
回避方法:ヘッダーマッピングの使用
1.表連携で「全ページ」を使用しているテキスト変数を、[表連携出力設定]のチェックを外して通常のテキスト変数に変更します。
2.Datamapエディタで、上記の通常のテキスト変数([表連携出力設定] のチェックを外した状態)をインポートします。
3.インポートした通常のテキスト変数に対して、ヘッダーマッピングを設定します。
この方法により、表連携の制限に関わらず、全ページに同じデータを出力可能です。
ヘッダーマッピングの詳細は以下のPDFマニュアルをご参照ください。
・マニュアル名:オンラインマニュアル「3.機能リファレンス」
・参照項目名 :「3.2:エディタの操作」 - 「CSV形式のDatamapエディタ」
※「1-3. ヘッダーマッピング」の項をご覧ください
もしキーブレイク単位で値を変更したい場合は、キーごとにCSVを分割し、それぞれのCSVのヘッダ行にヘッダーマッピングの値を設定して、分割数に応じて複数回ジョブを実行してください。
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