[データファイル分割]時、[キーブレイク単位に分割する]を指定する場合は、以下の点に注意してください

①[キー列]にNULLや空文字が存在してはいけません。
　存在している場合は、「invalid key name[] 」エラーが発生し、処理が中断されます。

②Magicfolderは、データをキー値でソートする機能はありません。
　そのため。あらかじめキー値でソートしたデータを用意する必要があります。Magicfolderではデータをソートする機能は用意しておりません。

　なお、キー値でソートされていない場合、以下の事象が発生する可能性があります。
　・分割ファイル名に[キー項目名]を指定すると、同一キー名のファイルとなり、分割ファイルが重複し、ファイルの上書きが発生する場合があります。

　　例）1項目をキーにした場合
　　　1.KEY-A,東京都,100,200　→　分割ファイル名1：[KEY-A.CSV]
　　　2.KEY-B,大阪府,250,750　→　分割ファイル名2：[KEY-B.CSV]
　　　3.KEY-A,群馬県,500,650　→　分割ファイル名3：[KEY-A.CSV] ※ファイル名重複が発生！（1(東京都)を3(群馬県)が上書きしてしまいます）

　　結果、ファイルは、分割ファイル名2と分割ファイル名3の2つが残ります。
　　　分割ファイル名2：[KEY-B.CSV]　(大阪府)
　　　分割ファイル名3：[KEY-A.CSV]　(群馬県)

　　この状態でPDF作成処理/印刷処理を行うと以下の結果になります。

　　■PDF作成処理
　　　1.[KEY-A.CSV]→[KEY-A.PDF]　※分割ファイル名3(群馬県)データでPDFが作成される
　　　2.[KEY-B.CSV]→[KEY-B.PDF]　※分割ファイル名2(大阪府)のデータでPDFが作成される
　　　3.[KEY-A.CSV]→[KEY-A.PDF]　※分割ファイル名3(群馬県)のデータでPDFが作成される。

　　　→結果として、2のPDFと3のPDFが出力されます。1は出力されません。

　　■印刷処理
　　　1.[KEY-A.CSV]　※分割ファイル名3(群馬県)のデータで印刷される。
　　　2.[KEY-B.CSV]　※分割ファイル名2(大阪府)のデータで印刷される。
　　　3.[KEY-A.CSV]　※分割ファイル名3(群馬県)のデータで印刷される。

　　　→結果として、2のデータが1度印刷され、3のデータが2回印刷されます。1のデータは印刷されません。

　なお、この事象はエラーになりません。
　回避策としては、分割ファイル名に[分割インデックス番号]を付与し、ユニークなファイル名にすることで上書きを回避可能です。