Magicfolderを利用した帳票出力でマルチデータソースは利用できますか
公開日:2011/08/12
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複数のデータソースを使用する「マルチデータソース」の形式で帳票を設計していますが、Magicolderを利用した出力はできますか。
「マルチデータソース」の帳票を出力する場合、Magicfolderが複数のデータソースを認識する必要があります。こちらは「パラメータ取得ルール(※1)」機能によって行います。
■「パラメータ取得ルール」機能について
Magicfolderでランタイム実行するとき、実行パラメータを監視フォルダに投入したデータファイル(ファイル名、ファイル先頭行)から取得することができます。設定例は下記[1][2]となります。
1.Magicfolderの監視フォルダ設定
監視フォルダの設定「ルール」タブで以下の設定をします。
・「ファイル先頭行からパラメータを取得」を有効にする。
・1行目の設定を、V10以降の場合は「[実行オプション]追加オプション」、
V9の場合は「追加オプション」とする。(※2)
本設定で、監視フォルダに投入したデータファイルの1行目はランタイム実行時の追加オプションとして認識されます。
2.データファイル
「A.csv」「B.csv」「C.csv」の三つのデータを利用する場合、監視フォルダにはデータソース指定順序が一番最後のデータファイルを投入します。
このとき、データソースの指定順序が「A.csv → B.csv → C.csv」であるとき、「C.csv」の先頭1行目に下記のように「A.csv」と「B.csv」のフルパスをスペースで区切って記述します。
C:\Magicfolder\data\tmp\A.csv△C:\Magicfolder\data\tmp\B.csv
(△:半角スペース)
※監視フォルダにデータファイルを投入するときまでに、使用する全てのデータファイル「A.csv」「B.csv」「C.csv」が作成されている必要があります。
本設定によって、「C.csv」の先頭1行目に記述した「A.csv」と「B.csv」はランタイム実行時のオプションとして追加され、複数のデータソースによる帳票出力を行うことができます。
※1:「パラメータ取得ルール」詳細については下記をご参照ください。
[V12]
オンラインマニュアル:「7.2 Magicfolder」
項目名:4.13. パラメータ取得ルール機能
[V11]
オンラインマニュアル:「7.2 Magicfolder」
項目名:4.8. パラメータ取得ルール機能
[V10]
オンラインマニュアル:「7.FormMagicfolder」
項目名:7. パラメータ取得ルール機能
[V9]
PDFマニュアル名:機能リファレンス(03_Reference.pdf)
項目名:11-1-6. パラメータ取得ルール機能
※2:ランタイムパラメータ設定ダイアログから「拡張オプション」も同時に指定したい場合は、1行目の設定を以下のように設定してください。
[V10以降]
[未分類]フリーパラメータ1
[V9]
フリーパラメータ1
「拡張オプション」は以下のように設定してください。
1.監視フォルダの設定「基本情報」タブを開きます。
2.[実行モード]欄の右側の[設定]ボタンを選択し、ランタイムパラメータ設定ダイアログ
を表示させます。
3.拡張オプションにチェックを入れます。
4.拡張オプションの入力欄には、指定したい拡張オプションと"${user.1}"をスペースで
区切って記述します。
例) 拡張オプション"pr1"を指定したい場合
-pr1△${user.1}
(△:半角スペース)
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