Java の仕様変更（JDK-8335428）への対応について - 12.3.0.5 - Windows
公開日：2025/08/20
Windows環境において Java言語のProcessBuilderに関する仕様変更（JDK-8335428） が発表されました。本変更は、Create!Formの動作にも影響を及ぼす可能性がございます。特に、ファイル名に全角スペースを含む設定をご利用の環境におきましては、製品の正常動作に支障をきたす可能性がございますため、事前にご確認いただきますようお願い申し上げます。つきましては、当該事象を解決するためのパッチモジュールを下記の通りご提供いたします。
◆パッチ対象の製品・バージョン
Windows版のみ（Linux版では影響はありません）
V12.0.0～12.3.0
開発・ランタイム製品
Create!FormDesign
Create!FormCast
Create!FormScreen
Create!FormExpage
Create!FormPrint
Create!FormPrintStage
Create!FormPrintStageWeb
V12.3.0
ソリューション製品
Create!Form Magicfolder Plus
※ Create!Form Magicfolder、Create!Form RemoteObjectは、同時導入しているランタイム製品の対応をお願いします。
◆解消される事象内容
本パッチは、以下の使用方法下において発生する帳票ランタイムの実行エラーを修正するものです。
【開発・ランタイム製品】
以下①～④をすべて満たしたときに、エラーとなり帳票生成がされません。
①お使いの環境のJavaバージョンが次のいずれかの場合
JDK8 8u441以降
JDK11 11.0.26以降
JDK17 17.0.14以降
JDK21 21.0.6以降
②JavaAPIを使用
③帳票資源に以下のいずれかの機能を使用
表オブジェクト
マルチデータソース
マージ
セット帳票
DBデータソース
④以下の設定にスペース文字（※）を使用しているとき
作業ディレクトリ
出力ファイル
印刷ジョブのドキュメント名
出力先プリンタ
【MagicfolderPlus製品】
以下①～②をすべて満たしたときに、エラーとなり帳票生成がされません。
①帳票資源に以下のいずれかの機能を使用
表オブジェクト
マルチデータソース
マージ
セット帳票
DBデータソース
②以下の設定にスペース文字（※）を使用しているとき
作業ディレクトリ
出力ファイル
印刷ジョブのドキュメント名
出力先プリンタ
※スペース文字
半角文字、全角文字を含む、Javaでスペースとして判断される文字（Javaで isSpaceChar()が対象とするスペース文字）、
および、タブ文字となります。
- U+0020 - SPACE（通常のスペース）
- U+00A0 - NO-BREAK SPACE（改行されないスペース）
- U+1680 - OGHAM SPACE MARK
- U+2000 - EN QUAD
- U+2001 - EM QUAD
- U+2002 - EN SPACE（半角スペース）
- U+2003 - EM SPACE（全角スペース）
- U+2004 - THREE-PER-EM SPACE
- U+2005 - FOUR-PER-EM SPACE
- U+2006 - SIX-PER-EM SPACE
- U+2007 - FIGURE SPACE
- U+2008 - PUNCTUATION SPACE
- U+2009 - THIN SPACE
- U+200A - HAIR SPACE
- U+202F - NARROW NO-BREAK SPACE
- U+205F - MEDIUM MATHEMATICAL SPACE
- U+3000 - IDEOGRAPHIC SPACE（全角スペース）
- U+2028 - LINE SEPARATOR
- U+2029 - PARAGRAPH SEPARATOR
◆パッチ適用方法
■開発、ランタイム製品
1) 本モジュールの適用前に製品をV12.3.0にバージョンアップを行います。
2) Design、ランタイム環境の次のモジュールを今回ご提供したEXEファイルと差し替えます。
Design
C:\Program Files\Infotec\CreateForm\12\CCast.exe
C:\Program Files\Infotec\CreateForm\12\CScreen.exe
C:\Program Files\Infotec\CreateForm\12\CExpage.exe
C:\Program Files\Infotec\CreateForm\12\CPrint.exe
C:\Program Files\Infotec\CreateForm\12\CPrintST.exe
Cast
C:\Program Files\Infotec\CreateForm\12\CCast.exe
Screen
C:\Program Files\Infotec\CreateForm\12\CScreen.exe
Expage
C:\Program Files\Infotec\CreateForm\12\CExpage.exe
Print
C:\Program Files\Infotec\CreateForm\12\CPrint.exe
PrintStage
C:\Program Files\Infotec\CreateForm\12\CPrintST.exe
PrintStageWeb
C:\Program Files\Infotec\CreateForm\12\CPCompress.exe
※ 初期設定で導入した場合のパスとなっていますので、他へインストールした場合は、パスを読み替えて適用してください。
■MagicfolderPlus製品
1) 製品導入ディレクトリの次のモジュールを今回ご提供したEXEファイルと差し替えます。
C:\Program Files\Infotec\CreateForm\12\CCast.exe
C:\Program Files\Infotec\CreateForm\12\CPrint.exe
C:\Program Files\Infotec\CreateForm\12\CPrintST.exe
※ 初期設定で導入した場合のパスとなっていますので、他へインストールした場合は、パスを読み替えて適用してください。
◆V11製品をご使用の方へ
V11製品をご使用中で、上記の使用方法に該当する方は、別途お問い合わせください。
- cf12.3.0.5_up_design.zip Design用パッチ(558.86KB)
- cf12.3.0.5_up_cast.zip Cast用パッチ(111.78KB)
- cf12.3.0.5_up_screen.zip Screen用パッチ(111.83KB)
- cf12.3.0.5_up_expage.zip Expage用パッチ(111.81KB)
- cf12.3.0.5_up_print.zip Print用パッチ(111.44KB)
- cf12.3.0.5_up_printstage.zip PrintStage用パッチ(112.08KB)
- cf12.3.0.5_up_printstageweb.zip PrintStageWeb用パッチ(112.78KB)
- cf12.3.0.5_up_solution.zip MagicfolderPlus用パッチ(335.26KB)