11. その他¶
11.1. サーバの移行¶
サーバマシンの入れ替えなどにより稼働中のソリューション製品を別サーバマシン環境へ移行する場合、移行先環境への製品インストールに加え、各種設定やジョブデータ(ストレージデータ)を移行する必要があります。
サーバの移行を行う場合は Create!Form ユーザーサポートサイト の ドキュメント に公開されている サーバー移行マニュアル をご覧ください。
11.2. 管理画面のポート番号の変更¶
管理画面へアクセスする際のポート番号は初期設定では 「55555」 が割り当てられています。 異なるポート番号に変更する場合は以下の手順で設定を変更してください。
11.2.1. Windows環境¶
- Windows の [コントロールパネル] から [管理ツール] を開き、 [サービス] を開きます。
- 名前の列にある 「Create!Form Commons Container Service V12」 を右クリックして 「停止」 をクリックします。
- 管理者権限で「 プログラムディレクトリ \vender\Jetty\start.d\http.ini」をテキストエディターで開き、「jetty.http.port=55555」を「jetty.http.port=(変更するポート番号)」に変更します。
- 管理者権限で「 プログラムディレクトリ \bin\magicfolder.bat」をテキストエディターで開き、「localhost:55555」を「localhost:(変更するポート番号)」に変更します。
- 管理者権限で「 プログラムディレクトリ \bin\cfro.bat」をテキストエディターで開き、「localhost:55555」を「localhost:(変更するポート番号)」に変更します。
11.2.2. Linux環境¶
- コマンド 「service cfccd12 stop」 を実行します。
- root権限で「 プログラムディレクトリ \vender\jetty\start.d\http.ini」をテキストエディターで開き、「jetty.http.port=55555」を「jetty.http.port=(変更するポート番号)」に変更します。
- root権限で「 プログラムディレクトリ \bin\magicfolder.sh」をテキストエディターで開き、「localhost:55555」を「localhost:(変更するポート番号)」に変更します。
- root権限で「 プログラムディレクトリ \bin\cfro.sh」をテキストエディターで開き、「localhost:55555」を「localhost:(変更するポート番号)」に変更します。
11.3. 管理画面のSSL設定¶
管理画面のSSL設定を行うことで、管理画面へHTTPS通信で接続することができます。 管理画面のSSL設定を行うには、サーバーのドメインに対する証明書をあらかじめご用意いただき、その証明書を Create!Form RemoteObject にご登録いただく必要があります。
注意
管理画面をSSL化した場合もHTTP通信で管理画面へ接続できますが、動作保証外となります。HTTP通信でクライアントマシンから管理画面への通信を制限するには、ファイアウォール等で該当のポートを閉じる必要があります。
管理画面をSSL化する場合は以下の手順で設定を変更してください。 管理画面のSSL設定に関するエラーコードについては、 SSL設定 をご覧ください。
11.3.1. 管理画面SSL設定の登録¶
11.3.1.1. Windows環境¶
注意
管理画面SSL設定は管理者権限のあるユーザーで実行する必要があります。
- Windows の [コントロールパネル] から [管理ツール] を開き、 [サービス] を開きます。
- 名前の列にある 「Create!Form Commons Container Service V12」 を右クリックして 「停止」 をクリックします。
- Create!Form Magicfolder Plus を導入したサーバの Windows の [スタート] メニューから、[すべてのアプリ] - [Create!Form V12] をクリックします。
- 展開されたメニューから、 管理画面SSL設定 を右クリック - [その他] - [管理者として実行] をクリックします。
- 管理画面SSL化の設定メニューが表示されます。

- キーボードで「1」を入力し、Enterキーを押下します。
- 「SSL Port (default 55556) : 」でポート番号を入力し、Enterキーを押下します。
ヒント
何も入力せずにEnterキーを押下すると、55556で設定されます。
注意
ポートには以下の制限事項があります。
範囲: | 0~65535 |
---|---|
使用可能文字: | 半角数字 |
また、HTTP通信での管理画面へのアクセスに使用するポート番号(デフォルトは55555)や Create!Form RemoteObject サーバが使用するポート番号(デフォルトは56789)、他のアプリケーションで使用されているポート番号は指定できません。
- 「KeyStoreFile (*.p12) : 」でキーストアファイルのファイル名を入力し、Enterキーを押下します。
注意
キーストアファイルは「(ユーザー設定(共通)フォルダー)\security」に配置する必要があります。 また、キーストアファイルには以下の制限事項があります。
文字数: | 150文字 |
---|---|
使用可能文字: | 半角英数字と半角スペース、記号!#$%&’()=-~^`@{[+;}],._ |
拡張子: | *.p12 |
- 「KeyStorePassword : 」でキーストアファイルのパスワードを入力し、Enterキーを押下します。
注意
キーストアファイルのパスワードには以下の制限事項があります。
文字数: | 255文字 |
---|---|
使用可能文字: | 半角英数字と半角スペース、記号!”#$%&’()=-~|^`@{[+;*:}]<,>.?/_\ |
- 「Save SSL settings. Is this ok [y/n] : 」と確認メッセージが表示されたら、「y」を入力し、Enterキーを押下します。
- 「Success!」と表示されたら登録完了です。

- 設定を終了するため、キーボードで「q」を入力し、Enterキーを押下します。
- Windows の [コントロールパネル] から [管理ツール] を開き、 [サービス] を開きます。
- 名前の列にある 「Create!Form Commons Container Service V12」 を右クリックして 「開始」 をクリックします。
- 自己署名証明書を使用する場合等、クライアントマシンのWebブラウザにサーバー証明書が登録されていない場合は、登録します。
注意
有効期限の切れたサーバー証明書は動作保証外となります。
- クライアントマシンのWebブラウザから、「https://(手順7で設定したポート番号):55556/cfmf/admin/」にアクセスします。
注意
WebブラウザはTLS1.2以上に対応している必要があります。
ヒント
外部ネットワークからアクセスするために、ファイアウォールのポートを解放する必要があります。 ポート開放手順については、 ファイアウォールの設定 をご参照ください。 解放するポート番号については、手順7で設定したポート番号を設定してください。
11.3.1.2. Linux環境¶
注意
管理画面SSL設定はスーパーユーザー(root)で実行する必要があります。
注意
事前に環境変数「CREATEFORM_V12」を設定する必要があります。
- コマンド 「service cfccd12 stop」 を実行します。
- スーパーユーザー(root)で「(導入ディレクトリ)/bin/cf-ssl-input.sh」を実行します。
- 管理画面SSL化の設定メニューが表示されます。

- キーボードで「1」を入力し、Enterキーを押下します。
- 「SSL Port (default 55556) : 」でポート番号を入力し、Enterキーを押下します。
ヒント
何も入力せずにEnterキーを押下すると、55556で設定されます。
注意
ポートには以下の制限事項があります。
範囲: | 0~65535 |
---|---|
使用可能文字: | 半角数字 |
また、HTTP通信での管理画面へのアクセスに使用するポート番号(デフォルトは55555)や Create!Form RemoteObject サーバが使用するポート番号(デフォルトは56789)、他のアプリケーションで使用されているポート番号は指定できません。
- 「KeyStoreFile (*.p12) : 」でキーストアファイルのファイル名を入力し、Enterキーを押下します。
注意
キーストアファイルは「(導入ディレクトリ)/conf/security」に配置する必要があります。また、キーストアファイルには以下の制限事項があります。
文字数: | 150文字 |
---|---|
使用可能文字: | 半角英数字と半角スペース、!#$%&’()=-~^`@{[+;}],._ |
拡張子: | *.p12 |
- 「KeyStorePassword : 」でキーストアファイルのパスワードを入力し、Enterキーを押下します。
注意
キーストアファイルのパスワードには以下の制限事項があります。
文字数: | 255文字 |
---|---|
使用可能文字: | 半角英数字と半角スペース、!”#$%&’()=-~|^`@{[+;*:}]<,>.?/_\ |
- 「Save SSL settings. Is this ok [y/n] : 」と確認メッセージが表示されたら、「y」を入力し、Enterキーを押下します。
- 「Success!」と表示されたら登録完了です。

- 設定を終了するため、キーボードで「q」を入力し、Enterキーを押下します。
- コマンド 「service cfccd12 start」 を実行します。
- 自己署名証明書を使用する場合等、クライアントマシンのWebブラウザにサーバー証明書が登録されていない場合は、登録します。
注意
有効期限の切れたサーバー証明書は動作保証外となります。
- クライアントマシンのWebブラウザから、「https://(Common Name):(手順5で設定したポート番号)/cfmf/admin/」にアクセスします。
注意
WebブラウザはTLS1.2以上に対応している必要があります。
ヒント
外部ネットワークからアクセスするために、ファイアウォールのポートを解放する必要があります。 ポート開放手順については、 ファイアウォールの設定 をご参照ください。 解放するポート番号については、手順5で設定したポート番号を設定してください。
11.3.2. 管理画面SSL設定の削除¶
11.3.2.1. Windows環境¶
注意
管理画面SSL設定は管理者権限のあるユーザーで実行する必要があります。
- Windows の [コントロールパネル] から [管理ツール] を開き、 [サービス] を開きます。
- 名前の列にある 「Create!Form Commons Container Service V12」 を右クリックして 「停止」 をクリックします。
- Create!Form Magicfolder Plus を導入したサーバの Windows の [スタート] メニューから、[すべてのアプリ] - [Create!Form V12] をクリックします。
- 展開されたメニューから、 管理画面SSL設定 を右クリック - [その他] - [管理者として実行] をクリックします。
- 管理画面SSL設定の設定メニューが表示されます。
- キーボードで「d」を入力し、Enterキーを押下します。
- 「Delete SSL settings. Is this ok [y/n] : 」と確認メッセージが表示されたら、「y」を入力し、Enterキーを押下します。
- 「Success! SSL configuration file has been deleted.」と表示されたら削除完了です。

- 設定を終了するため、キーボードで「q」を入力し、Enterキーを押下します。
- Windows の [コントロールパネル] から [管理ツール] を開き、 [サービス] を開きます。
- 名前の列にある 「Create!Form Commons Container Service V12」 を右クリックして 「開始」 をクリックします。
11.3.2.2. Linux環境¶
注意
管理画面SSL設定はスーパーユーザー(root)で実行する必要があります。
注意
事前に環境変数「CREATEFORM_V12」を設定する必要があります。
- コマンド 「service cfccd12 stop」 を実行します。
- スーパーユーザー(root)で「(導入ディレクトリ)/bin/cf-ssl-input.sh」を実行します。
- 管理画面SSL設定の設定メニューが表示されます。
- キーボードで「d」を入力し、Enterキーを押下します。
- 「Delete SSL settings. Is this ok [y/n] : 」と確認メッセージが表示されたら、「y」を入力し、Enterキーを押下します。
- 「Success! SSL configuration file has been deleted.」と表示されたら削除完了です。

- 設定を終了するため、キーボードで「q」を入力し、Enterキーを押下します。
- コマンド 「service cfccd12 start」 を実行します。
11.4. サービスの開始と停止¶
11.4.1. サービスの開始¶
Create!Form RemoteObject を利用するためにはサービスを開始する必要があります。 初期設定ではマシンの起動時にサービスは自動で開始していますが、サービスのスタートアップの種類が手動になっていたり、サービスが停止している場合は以下の手順で開始してください。
11.4.1.1. Windows環境¶
- Windows の [コントロールパネル] から [管理ツール] を開き、 [サービス] を開きます。
- 名前の列にある 「Create!Form Storage Service V12」 を右クリックして 「開始」 をクリックします。
- 名前の列にある 「Create!Form Commons Container Service V12」 を右クリックして 「開始」 をクリックします。
11.4.1.2. Linux環境¶
- コマンド 「service cfmongod12 start」 を実行します。
- コマンド 「service cfccd12 start」 を実行します。
11.4.2. サービスの停止¶
サービスを停止する場合は以下の手順で停止してください。 サービスを停止すると管理画面へのアクセスやクライアントからのアクセスおよびジョブの実行はできなくなります。
11.4.2.1. Windows環境¶
- Windows の [コントロールパネル] から [管理ツール] を開き、 [サービス] を開きます。
- 名前の列にある 「Create!Form Commons Container Service V12」 を右クリックして 「停止」 をクリックします。
- 名前の列にある 「Create!Form Storage Service V12」 を右クリックして 「停止」 をクリックします。
11.4.2.2. Linux環境¶
- コマンド 「service cfccd12 stop」 を実行します。
- コマンド 「service cfmongod12 stop」 を実行します。
11.5. コマンドライン¶
Create!Form RemoteObject ではコマンドラインから以下の操作を行うことができます。
- バージョン情報の表示
- サービスの開始と停止
- Create!Form RemoteObject の開始と停止
11.5.1. バージョン情報の表示¶
コマンドラインから製品のバージョン情報を確認します。
カレントディレクトリは プログラムディレクトリ 直下にある 「bin」 ディレクトリに移動してください。
cfro --
11.5.2. サービスの開始と停止¶
コマンドラインからサービスの稼働状態を制御します。 サービスを開始すると Create!Form RemoteObject も自動で開始します。 サービスを停止すると管理画面へのアクセスやクライアントからのアクセスおよびジョブの実行はできなくなります。
11.5.2.1. Windows環境¶
- 開始
net start cfmongod12 net start cfccd12
- 停止
net stop cfccd12 net stop cfmongod12
11.5.2.2. Linux環境¶
- 開始
service cfmongod12 start service cfccd12 start
- 停止
service cfccd12 stop service cfmongod12 stop
11.5.3. Create!Form RemoteObject の開始と停止¶
コマンドラインから Create!Form RemoteObject の稼働状態を制御します。 停止するとクライアントからのアクセスおよびジョブの実行はできなくなります。
カレントディレクトリは プログラムディレクトリ 直下にある 「bin」 ディレクトリに移動してください。
- 開始
cfro start
- 停止
cfro stop
- 再起動
cfro restart
- 稼働状態の表示
cfro status
11.6. 導入ディレクトリ¶
11.6.1. プログラムディレクトリ¶
製品実行時に必要なプログラムモジュールファイルが格納されるディレクトリです。
初期設定では以下のディレクトリとなります。
11.6.1.1. Windows環境¶
C:\Program Files\Infotec\CreateForm\12
11.6.1.2. Linux環境¶
tarアーカイブを展開したディレクトリ
11.6.2. ユーザー設定ディレクトリ¶
製品実行時に必要な設定ファイル、製品実行時に変更されるファイルが格納されるディレクトリです。 iniファイル、ログ設定用ファイル、QDFファイル、データ編集定義ファイル、フォント情報定義ファイル、カラーパレットファイル、印刷詳細設定ファイル、PDFセキュリティ設定ファイルなどが含まれます。
初期設定では以下のディレクトリとなります。
11.6.2.1. Windows環境¶
C:\ProgramData\Infotec\CreateForm\12\conf\private
11.6.2.2. Linux環境¶
tarアーカイブを展開したディレクトリ/conf
11.7. ログインIDの変更¶
初期設定ではログインIDは「admin」ですが、任意のログインIDに変更することができます。
ログインIDを変更する場合は以下の操作を行ってください。
- Create!Form RemoteObject サーバの ユーザー設定ディレクトリ 内にある 「cfro-server.properties」 ファイルを開きます。
- 「admin.id=新しいログインID」 の行を追加します。
job.available=30
log.access.filename=cfro-access.log
log.append=true
log.enable=true
log.filename=cfro.log
port=56789
admin.id=createform ←追加
- ファイルを上書き保存します。
- ログインIDが更新されましたので、新しく指定したログインIDでログイン可能となります。
11.8. ログオンアカウントの変更¶
Create!Form RemoteObject が稼働するために必要な Windows サービスは、初期設定では 「ローカルシステムアカウント」 が設定されています。
通常はローカルシステムアカウントのままで問題ありませんが、任意のログオンアカウントを設定することで、ログオンアカウントで許可されたディレクトリを参照したり、ネットワークドライブを参照したり、通常使うプリンタの設定を参照することができます。
ログオンアカウントの設定を変更する場合は以下の操作を行ってください。
- Windows の [コントロールパネル] から [管理ツール] を開き、 [サービス] を開きます。
- 名前の列にある 「Create!Form Commons Container Service V12」 をダブルクリックします。
- 「ログオン」 タブをクリックし、 「アカウント」 を選択して 「ログオンアカウント」 と 「パスワード」 を指定します。
- 「OK」 ボタンをクリックして確定します。
- サービスが稼働中の場合はサービスの再起動後にログオンアカウントが適用されます。
注意
Windows サービスに指定するログオンアカウントは 「Administrators」 グループに所属している必要があります。
やむを得ず 「Administrators」 グループに所属できないログオンアカウントを使用する場合は、 あらかじめ管理者権限で以下のコマンドを実行し、製品が使用するポート番号の予約を行ってください。 「ローカルシステムアカウント」 または 「Administrators」 グループに所属しているログオンアカウントの場合はサービスの起動時に 自動的にポート番号は予約されるためコマンドの実行は不要です。
netsh int ipv4 add excludedportrange protocol=tcp startport=55555 numberofports=1
netsh int ipv4 add excludedportrange protocol=tcp startport=56789 numberofports=1
製品のアンインストールなどによりポート番号の予約が必要なくなった場合は、管理者権限で以下のコマンドを実行することで ポート番号の予約が解除できます。製品を運用中の場合はポート番号の予約は解除しないようにご注意ください。
netsh int ipv4 delete excludedportrange protocol=tcp startport=55555 numberofports=1
netsh int ipv4 delete excludedportrange protocol=tcp startport=56789 numberofports=1
11.9. ログインパスワードのリセット¶
Create!Form RemoteObject のログインパスワードを忘れた場合は、ログインパスワードをリセットする必要があります。 ログインパスワードをリセットすることで初期設定のパスワードでログインが可能となります。
ログインパスワードをリセットする場合は以下の操作を行ってください。
- Create!Form RemoteObject サーバの ユーザー設定ディレクトリ 内にある 「cfro-server.properties」 ファイルを開きます。
- 「admin.password」 の行を削除します。
admin.auth=true
admin.password=21232f297a57a5a743894a0e4a801fc3 ←削除
job.available=30
log.access.filename=cfro-access.log
log.append=true
log.enable=true
log.filename=cfro.log
port=56789
- ファイルを上書き保存します。
- ログインパスワードがリセットされましたので、初期設定のパスワードの 「admin」 でログイン可能となります。
11.10. ファイアウォールの設定¶
クライアントから Create!Form RemoteObject サーバへ接続ができない場合、サーバのファイアウォールによってポートがブロックされている可能性があります。
ファイアウォールの設定を変更してポートを開放する場合は以下の操作を行ってください。
11.10.1. Windows¶
ヒント
こちらは Windows Server 2019 で確認した手順です。
- Windows の [コントロールパネル] から [Windows Defender ファイアウォール] をクリックします。
- 左側のメニューから [詳細設定] をクリックします。
- 左側のツリーから [受信の規則] をクリックします。
- 右側のメニューから [新しい規則] をクリックします。
- 「新規の受信の規則」 ダイアログが表示されるので、 「ポート」 を選択して 「次へ」 ボタンをクリックします。

- 「TCP」 、 「特定のローカルポート」 を選択し、 「56789」 を指定して 「次へ」 ボタンをクリックします。

- 「接続を許可する」 を選択して 「次へ」 ボタンをクリックします。

- 「ドメイン」 「プライベート」 「パブリック」 を有効にして 「次へ」 ボタンをクリックします。

- 名前に 「Create!Form RemoteObject V12」 を指定して 「完了」 ボタンをクリックします。

- ポート番号 「56789」 が開放されたので、クライアントからサーバへ接続の確認を行います。
11.10.2. Linux¶
11.10.2.1. iptablesを使用している場合¶
- スーパーユーザ(root)でログインし、以下のコマンドを入力して 「iptables」 を開きます。
# vi /etc/sysconfig/iptables
- 「i」 キーを入力して編集モードにします。
- 開放するポートを追加します。
-A INPUT -p tcp -m tcp --dport 56789 -j ACCEPT
- 「ESC」 キーを入力後、 「Shift」 キーを押しながら 「Z」 キーを2回入力して保存します。
- 「iptables」 を再起動します。
# /etc/init.d/iptables restart
11.10.2.2. firewalldを使用している場合¶
- スーパーユーザ(root)でログインし、以下のコマンドを入力します。
# firewall-cmd --add-port=56789/tcp --zone=public --permanent
- 「firewalld」 をリロードします。
# firewall-cmd --reload
11.11. エラーメッセージ¶
11.11.1. サービス¶
Create!Form RemoteObject サービスの開始時に何らかのエラーが発生した場合はホーム画面の 「メッセージ」 に以下のエラーメッセージが表示されます。
- license file is not found. [ path ]
- ライセンスファイルが存在しません。 ライセンスファイルをユーザー設定(共通)フォルダに配置してください。
- cannot read license file. [ path ]
- ライセンスファイルが正しくありません。 ライセンスファイルの内容が正しいことを確認してください。
- license key is empty. [ path ]
- ライセンスパスワードが入力されていません。 ライセンスパスワードの設定を行ってください。
- cannot found license module.
- ライセンスモジュールが存在しません。 製品が正しくインストールされていないため再インストールを行ってください。
- cannot link license module.
- ライセンスモジュールの読み込みに失敗しました。 製品が正しくインストールされていないため再インストールを行ってください。
- license key is invalid format. [ -1 ]
- ライセンスファイルが正しくありません。 ライセンスファイルの内容が正しいことを確認してください。
- product type or version or os is not matched. [ -2 ]
- 異なる製品のライセンスファイルが使用されています。 ライセンスファイルの内容が正しいことを確認してください。
- product type or version or os is not matched. [ -3 ]
- 異なる製品のライセンスファイルが使用されています。 ライセンスファイルの内容が正しいことを確認してください。
- machine id is not matched. [ -4 ]
- マシン識別子が一致しません。 コンピューター名を確認のうえライセンスファイルの再発行を行ってください。
- license key is expired. [ -5 ]
- ライセンスパスワードの有効期限が切れています。 有効なライセンスファイルを使用してください。
- other magicfolder process already exists.
- 製品が正しく動作していません。 マシンの再起動を行ってください。
- cfro-server.properties not found.
- 製品の動作に必要な設定ファイルが存在しません。 製品が正しくインストールされていないため再インストールを行ってください。
- cfro-logsetup.properties not found.
- ログの設定ファイルが存在しません。 ログ設定画面からログの設定を行ってください。
11.11.2. SSL設定¶
管理画面のSSL設定の際に何らかのエラーが発生した場合は以下のエラーメッセージが表示されます。
- E003 : Cannot be found cf-ssl-info.jar.
- cf-ssl-info.jarがみつかりませんでした。 製品を再インストールしてください。
- E004 : The environment variable “CREATEFORM_V12” is not set.
- 環境変数「CREATEFORM_V12」が設定されていません。 製品を再インストールしてください。
- E005 : Failed to load SSL configuration file.
- SSL設定ファイルが参照できませんでした。 製品導入ディレクトリへの読み込み権限について確認してください。
- E006 : Failed to create SSL configuration file.
- SSL設定ファイルが作成できませんでした。 製品導入ディレクトリへの書き込み権限について確認してください。 管理者権限のあるユーザーで実行する必要があります。
- E007 : Failed to save SSL configuration file.
- SSL設定ファイルへの保存ができませんでした。 製品導入ディレクトリへの書き込み権限やSSL設定ファイルが ほかのプログラムで使用されていないかについて確認してください。
- E008 : SSL configuration file can not be found.
- SSL設定ファイルがみつかりませんでした。 SSL設定ファイルは存在しません。
- E009 : Failed to delete SSL configuration file.
- SSL設定ファイルが削除できませんでした。 製品導入ディレクトリへの権限について確認してください。 管理者権限のあるユーザーで実行する必要があります。
- E010 : SSL port contains invalid characters.
- SSLポートに使用できない文字が入力されています。 SSLポートは「半角数値」で入力してください。
- E011 : The number of SSL port is invalid. (0-65535)
- SSLポートに不正な数値が入力されています。 SSLポートは0~65535以内で入力してください。
- E012 : KeyStoreFile is empty.
- キーストアファイルが設定されていません。 キーストアファイル名を設定してください。
- E013 : KeyStoreFile name contains invalid characters.
- キーストアファイル名に不正な文字が含まれています。 キーストアファイル名は「半角英数字」と使⽤可能な「記号」で設定してください。
- E014 : KeyStoreFile name is too long.
- キーストアファイル名が長すぎます。 キーストアファイル名は150字以内で設定してください。
- E015 : The extension of the keystore file is invalid.
- キーストアファイルの拡張子が正しくありません。 キーストアファイルの拡張子は「.p12」としてください。
- E016 : KeyStoreFile can not be found.
- キーストアファイルがみつかりませんでした。 キーストアファイルが存在するか確認してください。
- E017 : KeyStorePassword contains invalid characters.
- キーストアファイルのパスワードに使用できない文字が含まれています。 キーストアファイルのパスワードは「半⾓英数字」と使⽤可能な「記号」で設定してください。
- E018 : KeyStorePassword is too long.
- キーストアファイルのパスワードが長すぎます。 キーストアファイルのパスワードは255字以内で設定してください。
- E019 : KeyStoreFile or KeyStorePassword is invalid.
- キーストアファイルの形式が不正かパスワードが誤っています。 キーストアファイルの形式、パスワードについて確認してください。
- E253 : An unexpected error has occurred.
- 予期せぬエラーが発生しました。
- E254 : An unexpected error has occurred.
- 予期せぬエラーが発生しました。